ゴッホを生み出したオランダ その4
弟テオと、その妻の献身で誕生した美術館独自の画風を確立してからわずか3年、画家を志してから数えても10年。
37歳で自らの生に終止符を打ったゴッホの、画家としての活動はきわめて短い。
このゴッホを経済的、精神的に支えてきたのが弟テオ。
ゴッホは作品の構想を逐一手紙でテオに報告し、デッサン、作品を彼のもとに送り続けた。
テオの死後、652通にものぼった手紙の束を3巻の書簡集にまとめたのは、テオの妻ヨハンナだった。
24年の歳月をかけてこの書簡集を刊行するまでの間、ヨハンナはテオの所蔵したゴッホの作品を世間に認めさせる活動に献身。